(八重山毎日新聞 2011/05/03)
http://www.y-mainichi.co.jp/news/18239/ 不法採集防止で関係機関連携 県指定天然記念物のチョウで、許可なく採集することが禁止されている「アサヒナキマダラセセリ」の繁殖期に入り、石垣市教育委員会や八重山警察署、市民ボランティアが監視パトロールを強化している。さらに、アサヒナキマダラセセリ幼虫がエサとし、於茂登岳山頂にしか生えていないリュウキュウチク(イネ科)が昨年末に施設管理のため伐採されたことから、同所周辺の環境整備についても密に事前調整を行っていく。 アサヒナキマダラセセリは、1978年に県天然記念物指定を受け、国内では八重山でしか生息が確認されていない固有種。環境省のレッドデータブックで「絶滅の恐れのある生物」とされ、個体数の減少や絶滅が懸念されている。 近年では、マニアや業者の乱獲からインターネットで売買されるなど問題視されており、2008年、10年には、アサヒナキマダラセセリを不法採集したとして、いずれも県外男性が県文化保護条例違反の疑いで検挙されている。 アサヒナキマダラセセリは、前羽の長さが20~30ミリ。羽の表面の地色は黒色で、大小6個の濃いダイダイ色の斑紋が特徴的。市教委はパトロール以外でも、看板などで採集禁止を促している。 リュウキュウチクが生えている於茂登岳山頂には、定期的に管理を必要とする防災施設などがあるため、今後は維持管理の際に事前の調整を行い、市教委の立ち会いの元で作業を進める。
by parnassus7
| 2011-05-03 13:01
| セセリチョウ科
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