(京都新聞 2011/09/13)
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20110913000040 ========================================== 京都市西京区大原野の小塩山(標高642メートル)などで見られ、国の絶滅危惧II類に指定されているギフチョウが、近年激減している。地元の環境保護団体によると、観察できた成虫の個体数は調査を開始した2008年以降、毎年半減している。産卵する植物が動物の食害や日照不足で減少していることなどが、原因として考えられるという。 ■保護団体 西京の山、対策本腰 ギフチョウはアゲハチョウ科のチョウで、成虫は4月に見られ、5月中旬ごろに産卵する。地元住民らでつくる「西山自然保護ネットワーク」によると、本州に分布し、京都市内では東山などでも見られたが、近年は小塩山など西山地域で見られる程度だという。府北部は南部に比べればまだ観察できるといい、府は準絶滅危惧種に指定している。 小塩山では、ネットワークが同じ地点で10分間に観測できるギフチョウの個体数の平均を調べたところ、08年に3・6匹見られた成虫のチョウが翌年から半減を続け、11年には0・4匹まで減った。 原因はよく分かっていないが、地球温暖化など気候変化のほか、産卵し幼虫のエサとなるミヤコアオイなどの植物が、動物に食べられたり、周囲の常緑樹が生い茂り、日当たりが悪化し育たなくなったことなどが原因として考えられるという。 ネットワークは08年から小塩山中に防獣ネットを設置した。するとネットの内側ではミヤコアオイが増え、葉に産み付けられるギフチョウの卵の数も増えた。今後、常緑樹を間伐して、林床の植物を増やす対策も併せて行いたいという。 ネットワークの宮崎俊一代表(71)=長岡京市=は「ギフチョウがいなくなるか持ちこたえるか、あと数年が山場。チョウがまた小塩山に戻ってくるようにしたい」と話す。 ========================================== ええ!激減なんですか!いつか撮影に伺おうと思っていたのに! 復活!ぜひとも!!(by parnassus7)
by parnassus7
| 2011-09-13 12:52
| アゲハチョウ科
|
記事ランキング
最新の記事
カテゴリ
全体 セセリチョウ科 アゲハチョウ科 シロチョウ科 シジミチョウ科 テングチョウ亜科 マダラチョウ亜科 タテハチョウ亜科 ジャノメチョウ亜科 博物館 法令による保護措置 企画展・展示会 甲虫類 バラエティ 特集記事 書籍・文献 未分類 タグ
イベント(30)
オオムラサキ(24) オオルリシジミ(21) アサギマダラ(20) ギフチョウ(8) 安曇野市(7) レッドリスト(7) 飯山市(7) 北杜市(7) 東御市(5) 伊丹市(4) 陸前高田市(4) ミヤマシロチョウ(4) 姫島村(4) 伊那市(4) 環境省(3) 弘前市(3) 茨城県(3) 今治市(3) クロツバメシジミ(3) 以前の記事
2017年 09月 2017年 05月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 03月 2016年 02月 2015年 06月 2015年 05月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 06月 2014年 04月 2012年 08月 2012年 02月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2010年 09月 2010年 08月 2008年 07月 検索
画像一覧
フォロー中のブログ
外部リンク
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||