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ホソオチョウ:要注意外来生物、相模原で多数生息 生態系に悪影響?/神奈川

(2010/09/12 毎日新聞 神奈川)

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 ◇相原高教頭・田口さん発見
 生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、外来生物法に基づき要注意外来生物に指定されるホソオチョウが、相模原市緑区若柳(旧相模湖町)で多数生息しているのを、県立相原高校教頭の田口正男教諭(56)=同市中央区在住=が見つけた。県内で確認されたのは約30年ぶり。輸入が禁じられているが、田口さんは「誰かが持ち込んだ可能性が高い」と指摘している。

 ホソオチョウはアゲハチョウの仲間で体長約2センチ。後ろ羽の先端に1・5~2センチの細長い「スワローテール」がある。飛ぶ力が極めて弱く、薄い紙片が風に舞うように飛ぶのが特徴。朝鮮半島に生息し、田口さんによると、78年に韓国から持ち込まれ、同市緑区藤野や山梨県大月市、東京都の多摩川左岸地域などで繁殖が確認されたが、その後、姿を消したという。
 田口さんはチョウ類とトンボ類の研究家で農学博士。今年8月22日、通りかかった若柳地区の県道脇周辺の土手を観察したところ、多くのホソオチョウを見つけ、捕獲網で成虫の雄21匹、雌1匹を採捕。さらに同28日にも雄10匹、雌6匹を捕まえ、標本にした。
 生息していた土手には、ホソオチョウが幼虫の時に食べる毒草ウマノスズクサが繁茂し、葉裏にホソオチョウの卵が産み付けられていた。ウマノスズクサは在来のジャコウアゲハの幼虫も食べる草で、食草が競合するため、ホソオチョウは要注意外来生物に指定され、植物防疫法でも検疫有害動物として輸入が禁止されている。
 ホソオチョウは春、初夏、秋と年3回、卵を産むことから、田口さんは「今年春ごろ、ウマノスズクサの茂る土手に人為的に持ち込まれた可能性が高い。土手では恐らく百数十匹は生息し、周辺の場所でも同様に発生しているのではないか」と話している。【高橋和夫、写真も】9月12日朝刊


http://basswave.b-s-o.com/news2009/archives/2010/09/post_378.html
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神奈川における再発見記録として、引用掲載しておきます。
(by parnassus7)
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by parnassus7 | 2010-09-12 16:52 | アゲハチョウ科
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