(長野日報 2008-7-26)
========================================== 諏訪市の立石公園一帯に生息するオオムラサキの保護活動に取り組む「諏訪国蝶オオムラサキの会」(野池敏雄代表)は25日、過去最高の181匹の成虫を確認したと明らかにした。これまでの最高は2004年の160匹で、20匹余り上回った。同会では「長年にわたる植樹などの活動の成果」(野池代表)と手応えを感じている。 同会は1982年に発足。幼虫の餌となるエノキの植樹を中心に取り組んできた。調査は羽化が始まる毎年この時期に実施し、同公園周辺の5カ所で週2回、飛んでいる成虫を数える有視界調査という方法で行っている。 最初の82年は26匹だったが、年々増加。92年に100匹を超え、2004年には160匹まで増えた。 しかし、06年は豪雨災害の影響を受けて過去最低の12匹に激減。「全滅か」と心配されたが、翌年には124匹に増え、回復したことをうかがわせた。 野池代表によると、同会がこれまでに植えた木は300本以上に上る。近年は植樹に加え、間伐や下草刈りといった「育樹」にも取り組み、こうした環境整備に伴って生息数も増えてきた。さらに今年は雨が少なく、気温が高めだったことから幼虫の動きが活発で、「大発生」につながったとみている。 野池代表は「まだまだ増える余地はある」と話し、引き続き一帯の環境整備に取り組んでいく考えだ。 一方、調査では従来は7月下旬ごろだった羽化のピークが徐々に早まってきていることも判明。「地球温暖化の影響かもしれない」(同代表)と懸念している。 オオムラサキは8月いっぱい見られるという。 ■オオムラサキ タテハチョウ科に属する大型のチョウ。雄の羽は美しい紫色に白い斑点がある。羽を広げた大きさは9センチほど。北海道から九州まで分布し、日本の国蝶に指定されている。 ========================================== 180頭の乱舞、見たい~~! (by parnassus7)
by parnassus7
| 2008-07-26 22:32
| タテハチョウ亜科
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