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緑道つなぎチョウ育つ

(朝日新聞 2011/06/16)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001106160002

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緑道つなぎチョウ育つ_a0204701_12423861.jpg ビルや道路で分断された緑地を、木と草で覆われた緑道でつなぐことでチョウの種や個体数が維持される。東京都市大学環境情報学部(横浜市都筑区)の調査で、緑道が生態系を豊かにする役割も果たしていることが分かった。

 調査は、小堀洋美教授(保全生物学)研究室の学生らが昨年8~9月に行った。住宅地「港北ニュータウン」の一角にあるキャンパス周辺の緑道と公園、大学構内で計1484匹のチョウを捕獲し、識別番号をつけて放した。

 再捕獲したチョウの移動跡を分析したところ、緑道沿いに活発に移動している様子が確認された。緑道に直接つながる徳生公園で捕獲した248匹は、うち16匹が公園外で見つかった。1キロ以上離れた大学構内へも飛来していた。

 一方、緑道から約100メートル離れた山崎公園では106匹のうち外に出た個体は3匹だけだった。

緑道つなぎチョウ育つ_a0204701_12425956.jpg チョウは気候や植生の変化に敏感で、自然の豊かさを示す指標生物とされる。孤立した緑地では環境悪化の影響を受けやすいが移動できれば生存の可能性は高まり、繁殖機会も増える。小堀教授は「緑道があることでチョウの移動性が高まり、絶滅回避や個体数維持にも役立っている」と評価する。

 港北ニュータウンの周辺ではかつて60種近いチョウが観察されたが、開発が進んだ1950年代に急減。しかし緑道が整備され始めた74年から40種前後で横ばいになったという。

 同大では5年前、構内に約7メートル四方の畑をつくり、幼虫が食べるかんきつ系の木や草、成虫が蜜を求める種の花などを植えた。当時はチョウが1種も確認できなかったが、現在は他の緑地や緑道から移動してきたとみられる約30種が観察できるようになった。

 小堀教授は「個々の緑地は小さくても、お互いを結びつければ地域全体の生態系は豊かになる。この研究を街づくりに生かしてほしい」と話している。

(古沢範英)


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生態系あるまちづくり・・「わ、虫がいる!気持ち悪い!」なんていうこと言わない理解が大切だと思います。(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-16 12:45 | バラエティ

秋の再会楽しみ 姫島のアサギマダラ

(大分合同新聞 2011/06/15)
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_130810047326.html

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 姫島小学校(田本邦彦校長、86人)の6年生は14日、姫島村の「みつけ海岸」で、島に飛来する“渡りチョウ”アサギマダラの生態を調べるマーキングに挑戦した。 
 児童14人が参加。アサギマダラを守る会顧問の木野村孝一さん(64)からチョウの移動距離などについて説明を受けた後、チョウの羽に姫島で捕まえたことを示す「ヒメ」の文字などをフェルトペンで記入した。
 マークは移動距離やルートなどを分析するのに活用。参加した礒辺藍莉さん(12)は「また秋にたくさん島に飛来して、きれいな姿を見たい」と話した。


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この夏、みかけたら、マークがないか気をつけたいですね(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-15 12:45 | マダラチョウ亜科

幻のチョウ、オオルリシジミが乱舞 長野・安曇野の公園

(朝日新聞 2011/06/14)
http://mytown.asahi.com/areanews/nagano/TKY201106130267.html

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幻のチョウ、オオルリシジミが乱舞 長野・安曇野の公園_a0204701_2358019.jpg 長野、熊本の両県でしか見られず、幻のチョウといわれる絶滅危惧種のオオルリシジミが、国営アルプスあづみの公園(長野県安曇野市)で乱舞している。

 瑠璃色の光沢のある羽を持ち、羽を広げた大きさは3~4センチ。今年は5月下旬に姿を見せた。気温が上がると活発に動き回る。

 2004年に開園した公園には、幼虫の食草「クララ」があり、以前からオオルリシジミの生息地だったという。地元には保護対策会議がつくられ、手厚く保護している。(平林敬一)

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「乱舞」の報道のタイミングとしては、ちょっと遅い気がするんですけど・・蛹を出しなおした?(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-14 23:59 | シジミチョウ科

東御でハヤシミドリシジミ、山に舞う 祢津小児童が育てたチョウ

(信濃毎日新聞 2011/06/14)
http://www.shinmai.co.jp/news/20110614/KT110613SJI090014000.html

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 東御市祢津小学校の3年生40人が、学校近くの祢津城山に生息するチョウ、ハヤシミドリシジミを校内で卵から育て、13日、羽化した40匹をこの山に放した。地域の自然を大切にする子どもになってほしいと、企画した。

 チョウは羽を広げた長さが4センチほど。雄は羽が青緑色で光沢があり、雌は茶色。本州などに広く分布し、上田小県地域では祢津城山が多く生息する場所の一つ東御でハヤシミドリシジミ、山に舞う 祢津小児童が育てたチョウ_a0204701_23545665.jpgという。

 同校の授業で初めて飼育に取り組んだ昨年は試行錯誤の連続で、羽化したのは数匹。ことし子どもたちは、昨年の経験を踏まえ、NPO法人日本チョウ類保全協会(東京)会員で市職員の清水敏道さん(54)から4月上旬に山で採取した卵を受け取って以来、適切な時期にカシワの花や葉を与え、ふんの掃除も続けた。

 この日、子どもたちが1匹ずつ入った容器のふたを開けると、次々に木々の中を舞った。宮下大樹(ひろき)君(9)は「育てるのは大変だったけれど、羽化した時が一番うれしかった」と話していた。


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いよいよゼフィルスの話題ですか。何より、ハヤシが東御市(という近い場所)に生息してくれているってことがうれしいんですけど・・(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-14 20:53 | シジミチョウ科

青紫色の美しい姿-国蝶のオオムラサキ羽化 厚中問屋町の民家

(両丹日日新聞 2011/06/14)
http://www.ryoutan.co.jp/news/2011/06/14/003787.html

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青紫色の美しい姿-国蝶のオオムラサキ羽化 厚中問屋町の民家_a0204701_12505236.jpg 国蝶で環境省の準絶滅危惧種に指定されているオオムラサキの羽化が、福知山市厚中問屋町の写真愛好家、大地洋次郎さん(70)宅で始まった。現在5匹いて、青紫色の羽を広げ、美しい姿を見せている。

 大地さんは、激減しているオオムラサキを増やそうと、11年前から自宅に小屋を建て飼育を続けている。
 
 今年は11日午前6時30分に体長12セの雄1匹が羽化。昨年より1週間早いが、ほぼ例年通りという。5匹は小屋の中でクヌギの丸太や食草のエノキに止まり、大地さん特製の人口樹液を吸っている。
 
 7月中ごろまで羽化が続き、今年は約200匹の誕生を期待している。成虫はエノキの葉っぱに卵を産み付ける。毎年放蝶を続けており、今年は7月終わりか、8月初めごろに市内の三段池公園で計画している。
 
 大地さんは「今年も順調に羽化しています。羽化が始まると初夏の訪れを感じますね。東北大震災で被災した子どもたちに元気を出してもらう意味で、メディアを通じてでも見てもらえればうれしい」と話している。
 
 オオムラサキの見学も受け付けている。
 
 
写真=羽化しきれいな羽を広げたオオムラサキ

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野外での発生状況はどうでしょうね(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-14 12:49 | タテハチョウ亜科