(神戸新聞 2011/05/09 )
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0004045547.shtml 兵庫県内で絶滅の危険が増大している希少種のチョウ「ギフチョウ」がこのほど、三木山森林公園(三木市福井)で発見された。専門家は「市内でギフチョウが見つかるのは珍しく、大変うれしいニュース」と評価。園内に多様な生物が存在するよう、自然環境の保全・整備を進めている同園は「取り組みの一定の成果が出た」としている。 (藤森恵一郎) ギフチョウは春に羽化し、その美しい羽根の模様から「春の女神」とも称される。近年急激に数を減らし、県のレッドデータブックでは生息環境の保全が極力必要なBランクに指定されている。 同園によると、ギフチョウが見つかったのは4月末。川瀬真次所長(63)が、春のチョウの写真を撮ろうと園内を歩いていたところ、ツツジに止まるギフチョウを発見した。 NPO法人こどもとむしの会(事務所・神戸大農学部内)副理事長で、兵庫昆虫同好会会員の近藤伸一さん(66)によると、ギフチョウが生息するのは、林が明るく、幼虫の食草カンアオイや成虫が蜜を吸う植物が生えるような環境。雄は点在するそうした場所を尾根伝いに巡回するという。今回の発見で、同園がギフチョウの移動ルートに含まれている可能性が高まった。 市内では、NPO法人三木自然愛好研究会がギフチョウの飼育や生息環境の整備に取り組んでいる。近藤さんは「ギフチョウが回れる場所を増やすことが今後も大切」と話している。 (2011/05/09 09:00)
by parnassus7
| 2011-05-09 20:24
| アゲハチョウ科
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