(サーチナ 2011/05/19)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0519&f=national_0519_057.shtml 江蘇省が10年に1度という大旱魃(かんばつ)に見舞われ、19日までに面積約208平方キロメートルの石臼湖が、ほとんど干上がった。周辺ではモンシロチョウが大量に発生した。生態系の異常が原因と考えられている。中国新聞社が報じた。 石臼湖では、湖の中央部分の幅20メートルほどの細長い水域が残っているだけという。石臼湖には長江支流の秦淮河が流れ込んでいるが、現在は途中で流れが途絶えている。秦淮河の水面は石臼湖湖底よりも高いため、地元の南京市当局は秦淮河を経由させて長江の水を石臼湖に引き入れる準備をしている。 石臼湖周辺では、モンシロチョウが大量に発生した。南京暁荘学院生命科学科教授でチョウ類研究の専門家である李旭暉氏は、モンシロチョウの幼虫は水中に入って死ぬことが多いが、今年(2011年)春は雨が少なく生き残る確率が高かったことや、気温が高いので早く一斉に羽化しはじめたなどと指摘した上で、「最大の原因は、農薬を大量に使用しているため、天敵が激減したこと」との考えを示した。 李教授は「チョウが多いのを見て、環境がよくなったと思う人がいるが、それは違う。ある地方に単一の昆虫が爆発的に発生することは、人の活動のために生態環境が悪化していることのあらわれだ」と警告した。 モンシロチョウの幼虫はアブラナ、キャベツ、ブロッコリー、ダイコンなどアブラナ科の植物を大量に食べる。そのため、農家が農薬使用をさらに増やすことが考えられるという。(編集担当:如月隼人)
by parnassus7
| 2011-05-19 20:32
| シロチョウ科
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