(朝日新聞 マイタウン山梨 2011/05/22)
http://mytown.asahi.com/areanews/yamanashi/TKY201105210574.html 国蝶(こくちょう)オオムラサキの保護活動に取り組む山梨県北杜市オオムラサキセンターが、今月から八ケ岳南麓(なんろく)に生息するチョウ類の分布調査に乗り出している。県内外の有志が協力する「市民参加型」の調査だ。センターが掲げる当面の参加目標は500人。地元の大人や子どもだけでなく、首都圏などからの参加にも期待している。 今回の調査は、北杜市内の推定個体数や分布地域を調べ、集めたデータを保護活動やチョウ類が住み家にする里山再生の活動に生かすことが目的だ。 調査対象のチョウ類は、同市内に約1万羽が生息しているとされ、6月から羽化が本格化するオオムラサキのほか、アゲハチョウやスジグロシロチョウ、モンシロチョウ。 調査期間は10月末まで。参加者が市内の山林や観光地などで見かけたチョウを撮影した写真や画像データを提供する。その際、撮影の日時や場所も知らせる。 チョウ類を育んできた里山の荒廃に危機感を持っているセンターとしては、チョウになじみがない県内外の市民に参加を呼びかけることで、その意識を広く共有したいという思いがある。NPO法人「自然とオオムラサキに親しむ会」の会長も務める跡部治賢館長(62)は「週末を使って八ケ岳に遊びに来る首都圏の行楽客も大歓迎だ。気軽に参加してほしい」と話す。 参加者の一人で、元市立甲陵高校長の清水光さん(66)=同市高根町=は「至る所でチョウが舞っていた子どものころの里山を取り戻したいと思い、調査への参加を決めた。人間同様、昆虫や植物の一つひとつに命や名前があることを再認識することができ、参加の意義は大きい」と話す。 撮影したチョウの写真や画像データは、センターに郵送するか、電子メール(info@oomurasaki.net)で提出する。センターに直接持参しても構わない。 センターは調査に参加する一般市民を対象に、チョウ類の生態や撮影方法を教える講習会も予定している。問い合わせは事務局(0551・32・6648)へ。(床並浩一)
by parnassus7
| 2011-05-22 21:48
| タテハチョウ亜科
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