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「楽園」伊丹空港、絶滅危惧種のチョウ大繁殖

(読売新聞 2011/08/01)
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110801-OYT1T00240.htm?from=navr

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 航空機が年間13万回離着陸する大阪(伊丹)空港が、絶滅危惧種の小型チョウ「シルビアシジミ」の「楽園」になっていることが、大阪府立大の研究グループの調査でわかった。

 安全運行のため草刈りが欠かせない滑走路脇の草地が、背丈の低い草を好む特性に合い、大量繁殖したとみられる。種の保存のため、主食の草を替えた「進化」も確認されており、専門家は「空港という人工的な空間が生態に合致した珍しいケース」と注目する。

 シルビアシジミは、本州以西の土手や農地など人為的に維持された草地に広く生息していたが、1980年代から激減した。里山や田畑の荒廃で、産卵場所だったマメ科の多年草ミヤコグサ(草丈約20~30センチ)が、草丈のある外来種に日光を奪われ、自然淘汰(とうた)されたことが原因とされる。

 2000年には旧環境庁がレッドデータブックで「絶滅危惧1類」に指定。近畿圏でも都市部ではほぼ絶滅したとされていた。ところが、大阪府池田市や同府豊中市など空港周辺の緩衝緑地帯で個体群が見付かったことから、同大学の石井実教授(昆虫学)の研究グループが03年に調査を始め、滑走路脇の草地などで計200匹の生息を確認した。

 滑走路脇では、航空機の誘導灯が草に覆われないよう頻繁に草が刈られており、石井教授は「人の手が加わったことで生態系が保たれ、生き残った。周辺の緩衝緑地帯の個体群は空港内から飛来した」と結論づけた。

 さらに最近の調査で、幼虫が、滑走路脇に自生するマメ科の多年草シロツメクサ(10~30センチ)を主食としていることが判明。同じマメ科の本来の主食・ミヤコグサが自生していないため、主食を乗り換える「食草転換」が起きたらしい。

 空港の個体には「共生菌」と呼ばれる細菌が寄生していることもわかっており、石井教授は「共生菌がシルビアシジミの嗜好(しこう)を変化させ、主食の草を転換させる進化を促した結果、生き延びて繁殖を続けているとみていい」と話している。


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シロツメクサでもいいじゃないか!関東のシルビアも転換してほしい。
でも、関西のを放チョウするのはなしよ(by parnassus7)
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by parnassus7 | 2011-08-01 12:47 | シジミチョウ科
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