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「遺品」の被災昆虫標本 伊丹で修復作業

(神戸新聞 2011/06/22)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004195641.shtml
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「遺品」の被災昆虫標本 伊丹で修復作業_a0204701_12532222.jpg 東日本大震災で津波に襲われ、泥まみれになった岩手県陸前高田市立博物館の昆虫標本をよみがえらせようと、伊丹市昆虫館がその修復作業を担っている。宮城県内の実家が津波被害に遭った川西市の昆虫愛好家、佐藤友典さん(55)も協力。同市立博物館では職員の大半が犠牲になっており、標本は「遺品」として大切に扱われている。

 陸前高田市によると、博物館は海岸から約1キロの場所にあり、2階建ての建物の2階天井まで水が来た。職員6人中5人が死亡、1人は行方不明のままとなっている。残された約250個の標本箱は、伊丹を含む全国19カ所で修復中という。

 伊丹では昆虫標本を約1カ月かけて乾燥させ、被害の軽い物をより分けた。箱には泥が入り、カビが生えた標本もあった。昆虫館によると、きれいなままの標本は、チョウ73 件やガなど計1359点中わずか244点だった。

 佐藤さんは大阪の学校教員で、大学で昆虫の分類を専攻していた。生まれ育った宮城県石巻市にある実家が津波被害に遭い、母の介護のため里帰りした。約1カ月後に自宅に戻ったとき、海水に漬かった標本箱を昆虫館で修復していると知り、協力を申し出た。

 返還は約1年後だが、泥をこすり取れば羽の粉が取れてしまうため、慎重な作業が続く。

 昆虫館の奥山清市主任学芸員は「標本を残して世を去った同業者の無念を考えると、一つも捨てるつもりはない」。佐藤さんも「博物館は故郷の近くで、責任感めいたものも感じる。標本を後世に残すため少しでも力になりたい」と話している。

(霍見真一郎)


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職員の方が大きな犠牲になられたんですね。(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-22 12:55 | 博物館

本山小「緑の少年隊」アサギマダラおいでませ作戦

(宇部日報 2011/06/22)
http://ubenippo.co.jp/2011/06/post-2026.html

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本山小「緑の少年隊」アサギマダラおいでませ作戦_a0204701_12472553.jpg 竜王山をアサギマダラが飛来する国内有数の中継地にしようと、本山小「緑の少年隊」の6年生と3年生81人は22日、同山中腹駐車場周辺に、アサギマダラが好んで花の蜜を吸うサケバヒヨドリの苗2000本を植えた。今秋には花を付け、滑空するような優雅な飛び方が特徴のアサギマダラを呼ぶ。

 秋の南下、春の北上を繰り返す〝旅するチョウ〟として親しまれ、美しい姿にファンが多いアサギマダラを呼び込むため、昨年に続いて行う「アサギマダラおいでませ作戦」。本山ふるさとづくり協議会、地域おこしグループ本山会とタイアップし、地域ぐるみで取り組んでいる。苗は本山会が種を採取し、春から育ててきた。
 今回は栽培地を拡大し、中腹駐車場近くの道路のり面を中心に苗を植えたほか、管理棟そばの花壇の植栽地にも補植した。本山会のメンバーで自然観察指導員の嶋田紀和さん(大須恵)が事前に、苗を植えやすいように、のり面の土を耕した。
 子供たちや一般市民のサポーターが、大きいものでは草丈7㌢近くまで育った苗をポットから外し、一列に並んで植えていった。このところの雨で土は程よく軟らかくなって植えやすかったが、みんな手足を泥だらけにしながら作業を続けた。
 アサギマダラは毎年10月に飛来。2008年には100匹、09年には同60匹が観測された。
 初めて3000本のヒヨドリバナを植えた昨年は、1カ月間で1500匹が飛来する大きな成果を収め、チョウを見ようという人たちで連日にぎわった。

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「おいでませ」がいいですね(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-22 12:46 | マダラチョウ亜科

チョウなどの標本展示 阿智の「はゝき木館」で企画展

(信濃毎日新聞 2011/06/22)
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_188382

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チョウなどの標本展示 阿智の「はゝき木館」で企画展_a0204701_1244588.jpg阿智村智里にある東山道・園原ビジターセンター「はゝき木館」で、地元で観察できるチョウやガの標本を集めた企画展「そのはらの蝶(ちょう)々展」が開かれている。同館周辺などで採取したチョウなどの標本計約330点を展示=写真。近くで撮影したチョウの写真45点も掲げてある。

 展示標本のほとんどは、同村伍和出身で日本鱗翅(りんし)学会信越支部長の井原道夫さん(71)=飯田市上郷黒田=のコレクション。見る角度によって黒い羽が青や緑色に輝くミヤマカラスアゲハや、白い羽に黒い筋が入っているウスバアゲハなどが並ぶ。

 このほか、村内に生息するチョウを目にすることができる時季を一覧表にして掲示、村内で絶滅が危ぶまれるチョウも紹介している。今月に入って大鹿村で採取し、館内で飼育しているアサギマダラの幼虫4匹も見ることができる。

 展示を担当した同館の小池夏布さん(23)は「園原でも多くのチョウを観察できることを知ってほしい」と話している。

 8月29日までの午前9時半~午後4時半。火曜日休館。観覧料は200円(小中高校生は100円)。

(提供:信濃毎日新聞)

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阿智村は合併してなかったんですねえ。行きたいけど少し遠いなあ(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-22 12:41 | 企画展・展示会

チョウセンアカシジミ、じっくり観察 川西の保護区で児童ら

(山形新聞 2011/06/21)
http://yamagata-np.jp/news/201106/21/kj_2011062101259.php
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チョウセンアカシジミ、じっくり観察 川西の保護区で児童ら_a0204701_085763.jpg  県指定天然記念物で環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されている「チョウセンアカシジミ」の観察会が21日、川西町の大塚小近くの保護区で開かれた。町内の小学生らが貴重なチョウの生態を学んだ。

 保護活動に取り組む大塚小と、学区内に生息地域がある飯豊町添川小の児童計35人が合同で活動。食樹・トネリコの木の葉の上に止まる成虫を見つけると驚かせないよう気を付けながら、のぞき込むように観察し「いっぱいいる」「きれいだね」などと声を上げていた。大塚小3年の金子瑞希君(8)は「この前まで、小さい幼虫だったのに」と驚き、添川小3年の平山絵理さん(8)は「羽に丸い点々模様がある」とじっくり見ていた。

 「チョウセンアカシジミを守る会川西町」の相馬孝一郎会長によると、保護区では現時点で200頭ほどの成虫が羽化し、午前11時~正午と午後4時ごろの時間帯に飛び回る姿を楽しめる。チョウの姿は7月中旬まで見ることができる。

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発生時期は、例年どおりのようですね。川西町の保護区はまだ訪ねたことがありません。(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-21 23:08 | シジミチョウ科

【速報】オオムラサキの里、羽化相次ぐ

(中国新聞 2011/06/21)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201106210229.html
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【速報】オオムラサキの里、羽化相次ぐ_a0204701_12501196.jpg 国チョウのオオムラサキが府中市僧殿町の保護施設「オオムラサキの里」で羽化の季節を迎えた。

 21日も梅雨の晴れ間の日差しを浴びながら、サナギの緑色の殻を次々と脱ぎ捨て、鮮やかな青紫の羽の成虫へ変身した。

【写真説明】頭を下にしてサナギから抜け出す


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さなぎから抜け出る瞬間の画がいい!(by parnassus7)
# by parnassus7 | 2011-06-21 12:49 | タテハチョウ亜科